ケイ素(珪素)サプリが安く市販されているけど、本当に効果はあるの?
こんにちは。
新型コロナウィルスによる緊急事態宣言の発出により、リモートワーク実施中の石原です。
外出も殆どせず、近所のスーパーやコンビニに数日に一度買い出しに行く生活を送っています。食事(食物)もマンネリ化し、栄養バランスも崩れがちです。SF映画に出てくるような近未来のバランスの良いサプリ頼みの食事を実施しようかどうかと、もはや計画なのか妄想なのか分からなくなってきています。
最近ではあらゆる栄養素のサプリが販売されています。どの栄養素をどれだけ摂ったら良いかわからない・・・といった方も多いと思います。そんな方はついマルチビタミン式のサプリを常用されたりするのではないでしょうか。
その中でも、最近、注目を浴びてきた「ケイ素」も実はサプリとして販売されています。
ドリンク式になったもの、濃縮されたもの、粉末状のもの、錠剤のもの。様々な形態で販売されていますが、ケイ素はどのような形で摂取するのが効果的なのでしょうか。
それぞれ価格も大幅な違いがあり、安いケイ素サプリは本当に効果があるのかな?という疑問もわいてきますよね。
口コミが一緒に掲載されている販売サイトをみても、「効果は実感できないが一応飲んでいる」などといった消極的なコメントも見受けられました。(石原の感覚です)
ケイ素の特徴についてはこちらの記事もご覧ください。
水溶性ケイ素じゃないと体に吸収されづらい!
ケイ素の自然界存在するかたちは多くの場合、水晶や岩の中に鉱石として存在します。鉱石のままでは体に吸収されずらく、鉱石であるケイ素を高熱で熱して、分子レベルに分解し体に吸収されやすい水溶性ケイ素にする必要があります。
水溶性ケイ素以外の、粉末状、錠剤状のケイ素商品は、分子レベルに分解していると明記されてないものが多いです。こういった商品に比べ水溶性ケイ素は、分子レベルに分解され、水溶性となっているため体に吸収されやすくなっています。
分子レベルに分解されはじめて体に吸収されやすくなるのがケイ素です。
ケイ素入りの水として最近ではシリカ水といった商品も販売されています。シリカ水と水溶性ケイ素(珪素)濃縮液の違いについてはこちらの記事もご覧ください。
水溶性ケイ素ってなに?
では、水溶性ケイ素になっている状態とはどういう状態なのでしょう。
ケイ素は主に水晶から取ることができます。
ケイ素は自然界に多くあるミネラルなので、通常の岩石にも含まれますが、含有率が低いため、酸素とケイ素のみから構成される水晶が使われます。
水晶を2000度以上の高温で熱し、発生したガスを回収し濾過し不純物を取り除きます。この時点でケイ素は分子レベルに分解されており、これを純粋に溶かすことにより水溶性ケイ素が完成します。
分子レベルまで分解して初めて、自然界では水に溶けない状態(鉱物)であるケイ素を、水に溶ける状態にすることができます。
このような過程を経て初めて人の腸で吸収されやすいケイ素となります。
もう一つ、別の過程で生成された体に吸収されやすい水溶性のケイ素があります。それは土や海水に含まれるケイ素を植物が吸収したものです。
これは植物がケイ素を吸収する過程で水溶性となり、この植物を食することで人間の腸でも吸収できるケイ素を摂取できます。
しかし、植物はケイ素の含有率が低く、体に良い影響を与えるほどのケイ素を摂取するには、特定の食物を大量に食べなければいけなくなり、あまり現実的とはいえないのです。
粉末状・錠剤状の安いケイ素サプリは水溶性ケイ素ではない!
以下の図のようにケイ素サプリでも安いものも多くあります。しかし私が見た限り、粉末状・錠剤上のサプリで分子レベルに加工と明記されたサプリは見つけることができませんでした。
商品 | 推奨1日摂取量 | 表示価格 | 1日単価 | 特性 | 形状 |
水溶性ケイ素ミネラルK | 5ml〜10ml | 21,000円 | 233円〜477円 | 水溶性・分子レベルに分解 | 濃縮液体 |
水溶性ケイ素商品A | 5ml | 10,800円 | 270円 | 水溶性・分子レベルに分解 | 濃縮液体 |
水溶性ケイ素商品B | 13ml | 23,760円 | 618円 | 水溶性・分子レベルに分解 | 濃縮液体 |
ケイ素サプリ商品C | 18mg | 3,600円 | 20円 | 非水溶性・分子レベルに分解の明記なし | 錠剤 |
シリカサプリ商品D | 40mg | 2,280円 | 25円 | 非水溶性・分子レベルに分解の明記なし | 錠剤 |
粉末状ケイ素商品E | 1包 | 3,240円 | 108円 | 非水溶性・分子レベルに分解の明記なし | 粉末 |
そもそも多くのサプリが水溶性という明記がありません。水溶性ではなく非水溶性なので、「ケイ素を含んだ物質を細かく砕いたもの」なのです。
それを水に溶かして飲んでくださいと説明がありますが、先ほど書いたように水に溶かしても、ただ細かな塊を水の中に攪拌しているだけなので、水溶性ケイ素にはなりません。
ケイ素は水溶性にしなければ人体が吸収しづらいので、水溶性ではないケイ素をいくら摂っても非常に効率が悪いのです。
錠剤のケイ素サプリも同じことがいえます。錠剤は粉末状のケイ素を含んだ物質を飲みやすい大きさに固めたものです。
水溶性ではないから安い!とむしろ宣伝文句にしている業者もありますが、人体が吸収しづらいものを飲まないと考えると、費用対効果に疑問が残ります。
ケイ素溶出焼石には注意が必要!
特に注意が必要なのが、ケイ素溶出焼石です。商品名をここでは記載しませんが(原材料を気をつけて見てください。)ケイ素と同様の扱いで大変安く売られています。
粉末状、錠剤状で売られているケイ素サプリの中でも、このケイ素溶出焼石を原料にしているものを見つけることができました。
この「ケイ素溶出焼石」について国民生活センターの発表があります。
取扱説明書を参考に苦情同型品を入れて生成した水のケイ素濃度を測定したところ、表示されていた濃度(150mg/L)に比べて大幅に低かった。また、同様の方法で2回作成した水のケイ素濃度には2倍近い差が生じ、取扱説明書の記載のみでは常に同じ濃度のケイ素水を作ることは困難と考えられた。
このように国民生活センターが警鐘を鳴らす素材を原料としているケイ素サプリに対しては気をつけなくてはなりません。
特に安いケイ素サプリの原料に使われていることが多く、ケイ素サプリをご購入の際はぜひ、原料の部分にご注意してください。
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水溶性珪素濃縮溶液Mineral.K(ミネラルK)
水溶性珪素濃縮溶液Mineral.K(ミネラルK)は、体に吸収されやすくするため、分子レベルに加工された水溶性の液体タイプのケイ素です。
お食事の際に簡単に摂取でき、体の回復力をUPさせてくれます!